算数の計算問題を確実にとるためのケアレスミス対策(6年秋以降の朝勉で実施)




毎日続けていた朝勉。
計算問題、漢字、毎日続けていることで、非常に力がつきました。

秋頃になると、それまで進めていた問題集が一巡し、少しマンネリ気味。
同じ問題をもう1回解いてスピードアップを目指すか、新たなチャレンジをして、解き方を少しずつでもいいから、改良していくのがいいのか迷っていました。

計算問題の1問が合否を分ける可能性がある

毎日の計算問題では、あまり間違えないのに、過去問や模試の計算問題では取りこぼしてしまう。

ケイの場合、公文で計算スピードはあったのですが、雑に解く癖があり、その矯正が必要だと感じていました。

各塾の公開模試の場合、算数の配点は150点満点ですが、実際の入試では100点満点、80点満点だったり。

計算問題の点数が占めるウェイトが、模試よりも重くなっている、もしくは、計算問題は一問も落とせないほど合格ラインで拮抗している学校もあります。

そこで、解き方を残りの数ヶ月で改善することにしました。

まずは、間違えの原因の解明から。

計算問題で犯しやすいケアレスミス

中学入試計算名人免許皆伝―計算問題が速く確実に解けるようになる本

こちらの教材を使って、原因がどこにあるか探っていきました。

ケイの場合は、
・途中計算の文字が大きすぎて、計算スペースがなくなってしまう
・計算を頭の中でやってしまい、過程を残さないで省略してしまう(そこですでに間違っていたり、過程を残していないので解き直し時に確認できない)
・自分の書いた数字の見間違え、書き写し間違え
・右辺、左辺の移動で、足し算・引き算が逆になったり、分数の分子と分母の逆転を忘れたり

このあたりが主な原因でした。

そして自分で考えて、ミスを減らすことができるようになった方法は、簡単でした。

・意識的に最初に書き始める数字を小さくする(文字が全体的に大きく計算スペースがすぐになくなってしまうので、1文字目にとにかく集中するとその後の文字も小さく書ける)
・使わない数字は斜線で消して、次に使う情報に○をつけて分かりやすくする。

salesio-exam-mathw500

実際の入試での計算状況です。

計算名人免許皆伝では、スピードアップとケアレスミスを防ぐためのテクニックも書いてあるので、それらも参考にしていきました。

実際の入試問題で経験値を上げる。銀本と有名中

朝勉で使用する問題を計算用の問題集ではなく、銀本や有名中に掲載されている大問1の計算問題の中から志望校の傾向に似ている問題を毎日3問ピックアップして解く方式に変えました。

・小数に揃えて解くか、分数で解くかを瞬時に判断できるようにする(分母が5の倍数、2,4,8あたりになっている場合は分数にできないか考えてみる)
・素数が出てきて、綺麗な数字にならない問題でも慌てないで解く

主に浅野中対策ですが、大きめの素数が出てきて通分の際のかけ算の計算量が多くなるような問題

灘、桜蔭、浅野、海城、早稲田

の問題を解いていきました。

解くのはノートではなく、入試に合わせてB5の裏紙1枚に2問。

採点は親が行い、解き方を子どもに聞く

正解かどうかもですが、解いている過程の方を確認することが重要でしたので、採点は私が行いました。

灘、桜蔭などの問題ができた時は、「計算だけなら灘も受かるね」と
大げさすぎるくらい喜んでみせて、自信付けさせたり。

また、正解した場合でも、途中、スピードアップやミスをしないための工夫は何かやったか?という質問をして、解き方を自分で説明してもらい、その確認を行いました。

この取り組みは、入試本番の前日、1月31日まで続けました。

ケアレスミスは実は気になっていた・・・

夏頃の進学レーダーがケアレスミスの特集でした。
原因と克服法が書いてあり、模試や過去問を解く際の注意点として、伝えていました。


進学レーダー2015年7・8月号 ×から学ぶ算数・国語・社会・理科: 中学受験学習ブック

そして、こんな書籍も購入しました。

得点力が一気にアップ! 算数のケアレスミスが驚くほどなくなる本

どういったタイミングでミスをするかは、上記の書籍にも書かれているとおりで、傾向はあるものの、人それぞれで、答案用紙ではわからず、実際に解いているところや、問題用紙の方に書き込まれた途中経過を見て、探っていく感じでした。



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