中高一貫校の中3の2学期でスイッチが入ることがあることも?そして父の願い




ケイ、中3の2学期になりました。

文化祭も終わり、中間試験も先週で終わりました。

もう、私が勉強を見ることはなくなり、日々の勉強の具体的な細かな内容の話をすることもなくなり、たまに、どんなことをやっているかを聞くくらい。

自室にこもっているので、具体的には何をやっているかは分かりませんが、自分で考えてやってはいるようです。
(けど、今回はうまくいかなかったみたい?)

今週、試験結果も出てきますが、良くても悪くても話をすることは1つで、自分事として、自分の問題として捉えるようにということ。

twitterやブログで見かけたのが、「中3男子、ちょっとだけスイッチが入ったかも」というコメント。

中だるみ?いやモラトリアム期間でしょ!

中高一貫校の中3、高1は「中だるみ」と言われる時期。
学校生活には慣れてきたけれども、高校受験もなく、大学受験にはまだ先が長く、大きなプレッシャーを本人たちはあまり感じることなく、周りの保護者はヤキモキする期間。

ケイもその期間に入っているようです。

あまり活動的ではありませんが、自分が好きなことに関しては掘り下げて調べていたり、私も知らないような本を読んでいたり、ネットやゲームに費やす時間も確かに多いですが、
これから自立した大人になっていくためにアイデンティティー、個性、自分らしらを作り上げていく期間として必要な時間だと思っています。

幸い、学校の方針もその方向ですので、学校生活はそちらにお任せ。

約30年前の中高一貫男子校中3はどうったか?

自分の中3の2学期はどうだったか?
その頃の試験の成績はまだ、1学年約200人中、良くて真ん中、悪いときは後ろの3分の1。

工夫してやり始めてはいたものの、いまから思えば、全く非効率の勉強でしたね。

そんな頃、仲のいい成績が優秀な友達の勉強方法を真似することで、その後の浮上のきっかけをつかんだと思います。

・ノートの作り方(取り方ではなく、あとで、復習するためのノートの作り方)
・その頃の受験のバイブルだった、和田秀樹さん(灘→東大理Ⅲ)の本を紹介してくれた
・数学はできなかった問題をできるようになるまでやり切る
・英文はとにかく暗唱しながらノートに書きまくって、文章をまるごと覚えてしまう

とか、その後の大学受験へのベース作りの時期になったと思います。
彼らに追いつきたいというのはいいモチベーションになりました。

その後、彼らは、東大、京大医学部に進学していきましたので、いいお手本に巡り会えたのかなと。

中3の2学期という時期

この時期は、部活も最後の大会が終わって、運動部の生徒は、少しスイッチが入ってくる時期。
あるいは、中高一貫校で、高校への進学はある程度大丈夫だろうというものの、公立の子は受験に向けて勉強を頑張る時期でもあり、小学校時代の友達が頑張っている話なども耳に入ってきたりで、いろいろと考える時期にもなっている。

学校の勉強も、英・数・国以外、理科・社会でも、高校の範囲に入ってきて、ここからは、ちょっと置いて行かれるわけにはいかないなという雰囲気も。

自分たちの時代はそういう感じでした。時代や、学校、個人で差はもちろんありますが。

アイデンティティーの確立

勉強以外では、好きなもの、好きなことに多くの時間をかけるようにもなりました。

私たちの時代は、ネットもありませんでしたので、メインはテレビ、雑誌、ラジオ、友達からの口コミ。

私の場合、アイドル大好きで、深夜放送(オールナイトニッポン)を聴き、FMやFEN(今のAFN、米軍放送網)を聴いて、80年代の洋楽やビートルズにどっぷりはまり、レンタルビデオ店もできて、たくさんの洋画見てアメリカに憧れたりといった時期でした。

友達とも仲良くしていたとは思いますが、住んでいる場所も違うので、行き帰りは一人でしたし、興味はどちらかというと自分の中に向かっていっていたと思います。

この頃に洋楽や洋画に興味を持ったことで、かっこよく発音できるようになって洋楽を歌いたいとか、英語の台詞を聞き取れるようにしたいという願望が、英語の勉強に力を入れるきっかけにもなりました。

こういう時期であったので、ケイにも今は時間が取れる時期でもあるので、しっかり、自分という人間に興味を持って、いろいろなこと、ものに触れて、後々の人生につなげていって欲しいと思います。



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