浅野中学の学校説明会に行ってきました




魅力的に感じている学校の中で、ケイにとっては、通学するには一番近いけど、偏差値的には一番遠い学校。それが、浅野。

5月のこの時期、土曜だけでなく、平日も含めて、連日開催はなぜ?
と思っていたのですが、理由がわかりました。
一学期の中間試験中だったんですね。

駅から小高い丘の上の校舎までの道のりは、自分が通った学校を思い出させてくれました。

火曜日ということで、参加者のうちの父親率1割以下。
とても、肩身狭かったです。でも、まあ、そうも言ってられないので、今回のミッションを果たすまでです。
ただ、講堂で私の後ろの席だった方、座高が高くて、映像観づらくてすみませんでした。

校長先生の話のあと、先生方のディスカッション、その後、校内見学の流れ。

印象的だったこと、わかったことをピックアップすると、

大学入試改革、ICT、グローバルリーダー育成に関して

どこの学校の説明会でも話のあがる項目です。
浅野は、もうすぐ100周年を迎える伝統校、大学への進学を出口としていること、これまでの手法をベースにプロジェクトチームを立ち上げて付加的に対応していく。

制度は変わるけれども、それによって大きな方向性を変えるということはないという印象でした。

校長先生が電子書籍や電子カルテみたいなものに対して、云々みたいな話をされていて、私自身は、IT業界にいますし、受験勉強ですでに、IT機器を使っているし、ケイも趣味でPCやタブレットを使っていますので、この辺りはどんな捉え方をされるのかなと思ったりはしました。

実際は、英語の動画教材も使っていたりするそうなので、どんどん積極的というよりは、吟味して、効果が認められれば導入していくようなところなんでしょうか。

有名難関大学を目指す進学校である

これについては、はっきりと明言されていました。出口は有名難関大学の合格。
大学入試の実績では、現役生の6割程度が、国公立大学、早慶に受かっているとのことです。

進路指導担当の先生からで、校内順位○○位の生徒がどの大学に合格しているか?みたいなデータ化された資料はない、というお話でした。
ですが、私の母校などでは、在校生向けに進学のしおりというものがあって、そういったデータが、事細かく載っていました。
このデータは、進学校の場合、外部模試の順位よりも校内順位のほうが正確なデータとして活用できる可能性があります。

もしかしたら、あるのかもしれませんが、外に出せないデータなのかなあと思いながら聞いていました。

先生は3年間持ち上がり制

1学年6クラスで、中学入学時の担任の先生の構成は、そのまま中3まで持ち上がり。
クラス替えはあるということでいいのかな?

同じ先生陣に面倒を見てもらえるということで継続性があるのはいいと思いました。
生活や成績で何か変化があったら、すぐに気づいてもらえそうです。

いじめは、全くないとは言えないが、そのような芽が出てきたところで、道徳やHRなどを使って問題があることを生徒自らが気づくようにして対応しているとのこと。

新しくできた図書館・体育館は大きくて、きれいで魅力的

図書館は新しくきれいです。規模としては、ものすごく大きいという印象はありませんでした。
(公共団体の新しい図書館や大学の図書館と比べてしまってはいけないですね。)
体育館は、これは、大変素晴らしかったです。
柔道、剣道、卓球、バスケットボール、バレーボール、バトミントン、ボクシング、トレーニングジム、トレーニング用のトラックなどなど。
多くの部活が同時に使用しても別々の部屋になっているので、邪魔になったりしないですね。

やはり、しっかり部活をやるなら浅野ですね。
ただ、部員数も多いので、レギュラー争いも大変でしょう。

学食がない

基本は、お弁当。日替わり弁当やパンの販売はあります。
ここは、うちの検討事項ですね。
できれば、学食がある学校を希望しているので。

過去問にびっくり

帰り際に、過去問集の販売がありましたので、声の教育社の過去問購入しました。

今年の入試問題をざっと見て、驚いたのが、国語の問題に使われていた文章が、池上嘉彦先生の「記号論への招待」。
私が東大在席時の言語学の先生で、副読本か卒論の資料として読んだと記憶しています。
長年売れ続けている本ではあるのですが、その先生の本の文章が中学入試にまで降りてきているのですね。

つくづく、今の中学入試は大変だなあということ、思い知りました。

全体としては、オーソドックスな進学校という印象でした。
文武両道で、伝統を重んじながら、安定した中学高校生活6年間を送れそうな感じがしました。



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コメント

  1. アイス より:

    こんにちは
    現役浅野生です
    とてもいい学校なので是非頑張って入ってください
    ただ男子校入らず共学に行ってれば彼女できたのにぃとか言ってる連中ばかりですが(笑)

    • チチ より:

      >アイスさん

      現役浅野生からのコメントうれしいです。ありがとうございます!励みになります。

      とても、すばらしい学校だと思います。何とか、学力をつけてもらって、受験できればと思います。

      >「共学に行ってれば彼女できたのにぃ」

      は、私も男子校でしたので、その気持ちよくわかります(笑)。
      でも、こうやって、彼女もできて、結婚もして、子どももいますので、青春時代を謳歌して下さい!

      ぜひ、また、学校生活のこと教えて下さい。

  2. ゆうゆ より:

    中2に現在息子が通っておりますが、毎日がとっても楽しそうです。林間学校、スキー教室と学校行事も多く、部活はほぼ毎日あるため、忙しくしています。授業内容も素晴らしいですし、よい学校に入れたと、大変満足しています。
    学校に不満を持つ親御さんにもお会いしたことがありませんよ!

    • チチ より:

      >ゆうゆさん

      コメントありがとうございます。

      学校行事の充実は、とても魅力的です。
      どっぷり、学校生活に浸かって欲しいと思っていますので、理想的に思えます。

      親御さんも満足されているとのこと。
      安心して、子どもの将来を託せる学校ということですね。

  3. よーよー より:

    こんにちは。 浅野を卒業して浪人した後、現在京大理学部4回生の者です。

    浅野は良い学校なのですが不満な点があります。(現在は改善されているかもしれないが。)
    それは高校3年の秋から冬にかけて午後にも授業があるということです。これは大変なことでした。自分で勉強する時間があまり取れずに浪人しました。

    自分で勉強していくことができる人間にはつらい学校ですので、そのような方は栄光にいくことをお勧めします。

  4. チチ より:

    >よーよー さん

    はじめまして。浅野卒業生からのリアルなコメントありがとうございます。

    私自身の東大受験は、もう20年以上前なので、今の大学受験に向けての勉強の状況が正直わかっていません。
    高3の秋からは、自学の時間をしっかりとって、受験対策する感じなのですね。

    私の場合は、田舎で、大手予備校もありませんでしたので、むしろ、高校がやってくれる受験対策に助けてもらっていましたが、確かに、自分でできる同級生からは、いろいろな方法を教えてもらっていました。

    大学受験を意識するなら、そういうことも含めて中学受験の志望校も検討する必要があるということですね。

  5. kobayashi より:

    現役浅野生です。浅野の先生は生徒たちのとこを良く気にかけてくれるやさしい方ばかりなのでとてもいい学校だと思います。是非頑張ってください。