今日は、長男が通う学校の授業参観に行ってきました。
5年の二学期ともなると、1年生からずっと見てきた子供が、以前は教室を徘徊気して授業が中断するなんてこともありましたが、大分落ち着いてきたり、隣の子と教え合ったり、発表時の声が明らかに変声期に入っているなあとわかる子もいたりで、ずいぶん成長したなあと思いました。
確かに、学校の授業は塾に比べると刺激は少ないかもしれないが
三角形の内角和が180度ということを1コマかけて、学ぶというものでした。
三角形を各頂点で3つの図形に分解して、頂点の部分をつなげていくと、一直線になるので、内角の和は180度になるというもの。
折り紙で三角形を作り、実際にはさみで切って分解して、つなげてみる。
非常にわかりやすと思いましたが、塾だと、三角形の内角の和は180度と瞬殺。
それを使って、問題を解く方にすぐに進んでいきます。
塾に行っている子も多いので、先生が「三角形の各頂点の角度の合計は?」 と質問すると
「180度でしょ」「そんなの常識。当然でしょ」「もう習っちゃってるよ」みたいなことを思わず言ってしまう子もいます。
しょうがないとは思いますが、そのあたりは先生もわかっていて、いちいち取り合わず、授業を進めていきます。
自分の小学校の頃を思い出してみた
自分が小学生の頃どうだったかを思い出してみましたが、6年生の頃は、学校の宿題は、学校の休み時間、学校から帰る前に終わらせてしまって、塾の勉強が完全にメインでした。
主要4教科は、授業中、難しい問題の時にたまに当てられるくらいで、それ以外は、教え役になるか、放置。
もしかしたら、なかなか扱いづらい生徒だったのかもしれません。
うちの子はどうしてたか?
角度の問題は、模擬試験、入試でも頻出で、錯角、同位角、対頂角だったり、図形を折り返して、重なった部分が同じ角度になるとか、角度の問題は、今の時点でもいろいろなバリエーションを解いています。
長男は、きっと退屈しているのだろうなと思って、見てみたら、違ってました。
折り紙に好きな大きさで三角形を作っていいと言われて、おもしろいことを思いついたみたいでこんな物を作っていました。
話を聞くと
「きれいな直角二等辺三角形を書こうとして、長方形とか斜めの線を引いていたら、どんどん、小さな三角形が作れて、おもしろくなってここまでになってしまった。
とのこと。
なるほど。こういう感性いいなあと思いました。
図形を見て、補助線だったり、線を延ばしたりっていう工夫は問題を解く上で重要ですし、こういう図形ができて美しいなあ、面白いなあと思うことが受験だけでなく、これから算数→数学を学んでいくときに重要だなと思っています。
勝手なことをやっているので、先生に怒られるんじゃないかと思っていましたが、先生も面白がってくれ、同級生も、「何これ?」って感じで、集まって楽しそうでした。
学校の授業と塾の授業と色々思うところはありますが、結局は、こういう形で、受け身ではなく、その時間を自分がどう使うかが大事。
無駄に過ごすか、自分にとって有意義な時間にするか、それは、自分次第だということでした。