最初は算数100点満点中16点。でも合格できた。ー過去問実施データ




塾の夏期講習、夏休みも終わり、いよいよ過去問演習も本格化してきますね。

当サイトへのアクセスも「入試説明会」「文化祭」とならんで、「過去問」のキーワードで来訪される方も増えてきました。

ということで、ケイの各志望校の実際の過去問の点数を公開いたします。

過去問の点数がとれないと不安になってらっしゃる方もおられるようですが、まだ、この時期では大丈夫です。
ケイの場合、11月以降には合格ラインに届くようになりました。

最初の8/29に第一志望のサレジオ学院の算数を実施しましたが、100点満点の16点。
さすがに、このときは、大丈夫なのか?と不安になりましたが、多くがケアレスミスであったため、まずは、このミスを無くしていこうということで、進めて行きました。

過去問実施データ

学校別に、実施日と点数、受験者平均・合格最低点との差、私の簡易分析、コメントを記録しています。
こちらのデータをご覧になって、ぜひ、安心して下さい。
今の時期は、第一志望、チャレンジ校、合格ラインに届いていません。

過去問実施記録はこちら

浅野中学

四科ー7年分
算数・国語ー9年分

サレジオ学院

国語A・B日程ー10回
算数A・B日程ー13回
理科A・B日程ー15回
社会A・B日程ー15回

神奈川大学附属中学校

国語A・B日程ー7回
算数A・B日程ー13回
理科A・B日程ー9回
社会A・B日程ー8回

東京都市大等々力中学校S特選

S特選コースは前年に開設されたため、四科通しでは1年分。
算数は、S特選コース開設以前の特進・特選コースで9回分。
理社は、癖があるので、直前に1年分をやっただけで、対策をせず、国語と算数で合格を狙いに行く。

実施方法

毎週土曜日の午後に四科実施。必ずしも同じ学校のものではない。
実際の受験と同じ時間、9:00〜12:00あたりで。
ケイが昼食をとっている間に私が採点。
午後、直し。直しに3,4時間はかかった。

直近の1年分は最後の仕上げに残して古い年度のものから実施。

実施時に気をつけたこと、気になったこと

まずは、受験者平均点超え、次に、合格最低点超え、できれば、合格者平均点超えという感じで、目標を上げていった。
過去問集の配点と実際の配点は異なることが多いので、多少の点数の変動があっても余裕を持てる、合格者平均点を目指していきたい。

浅野とサレジオ学院の社会で時事問題が出題されるので、古い年度だとなかなか点数がとれないので、あまり、気にしすぎないようにした。
その時の首相であったり、選挙制度などは変わっているので、深追いはしないように。

サレジオ学院は、入試説明会に参加すると実物の問題用紙、解答用紙がもらえるので、それを使った。
神奈川大学附属中学校は、入試説明会で過去問をまとめた小冊子がもらえるので、答えはそちらの学校発表のものを正解とした。

実物がない年度のものは、四谷大塚の過去問データベースサイトからダウンロード
http://www.yotsuyaotsuka.com/chugaku_kakomon/
印刷時は、実際のサイズでプリントアウト。

上記がない場合は、声の教育社の過去問集をコピーして、問題は、冊子形式にして、解答用紙は、実物大に拡大コピーして使用。

何年分やればいい?みたいな話

過去問については、
「何年分やったらいいのか?」
「過去問は、もう過去に出題された問題だからやっても無駄」
みたいな話題も出てきます。

こちらについては、各志望校によるかなと。

何年分?

「何年分?」については、我が家の場合、算数については、最後の最後まで多くの問題にあたりたいということで、まずは、最低でも5年分。
浅野やサレジオでよく出題される、辺の比が3:4:5の三角形、正三角形を絡めた問題になれるため、この2校については、なるべく多くの年度の問題を解きました。

上記にも書きましたが、社会の時事問題は、その年に限ったことに関する問題については解けなくても仕方がありません。

「過去問は、もう過去に出題された問題だからやっても無駄」か?

出題傾向が変わらなければ、過去問をしっかりやって、傾向をしっかり把握し、対策を練って確実に取れるようにすることで、合格に近づくと思います。
我が家の場合の、東京都市大等々力、神奈川大学附属中学校。
必ず、濃度算が出るとか。キセル算が出るとか、そういう傾向があれば、そこで確実に得点できるようにしておけます。
本番の試験で「よしきた!」「できた!」と精神的にも安定して、他の科目に好影響を及ぼします。

サレジオ学院の社会や国語の漢字では、過去に出題された問題が形を変えて出題されることもあったので、第一志望については、悔いがないようにできるだけ多くの過去問にあたっておいてよかったなと。

ただし、難易度が上がった場合は、過去問だけでは対策が不足していました。
浅野中に関しては、チャレンジ校でしたので、これまでの傾向に従って、難問は捨てて、基本問題を確実にとって、ギリギリ合格を狙っていくという戦略でした。
過去問演習では、この方法でうまくいっていたのですが、実際の入試では、特に算数で前半の基本問題の難易度が上がり(基本問題が減り)、この作戦ではうまくいきませんでした。
我が家の場合は、算数で苦しんでいましたので、これ以上難易度を上げた問題を解いて対策をするのは難しかったため、不合格の結果は仕方がないと思います。
ですので、余力がある場合は、他校の類題や難易度が上の問題も解いて対策ができるといいと思います。

過去の難問が現在の標準問題になっていることもある

過去に難問として出題された問題でも、その後、いろいろな学校で出題され、各塾の教材や問題集に取り込まれて対策をされた結果、標準問題になっていることもあります。
こういう問題は、当時の受験生は解けなくても、今の受験生は得点できるので、その結果、過去問の合格者平均点、受験者平均点を超えるようなこともあります。
これは、注意が必要だなと思っていて、実際の入試で競うのは、過去の受験生ではなく、今の受験生なので、古めの年度の合格者平均点、受験者平均点超えについては鵜呑みにせず、直近の2,3年分で確認するのがいいと思いました。

まだ、いろいろあったので、後日追記する予定です。

各学校、教科別の過去問対策は、また別途詳しく書きたいと思います。



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コメント

  1. ぴら。 より:

    こんにちは!いつも更新ありがとうございます。
    とても励みになっていて、模試付き添い時にもお守りのような気持ちで拝見しています。

    9月になって、日能研の合判と、本日四谷の合不合を受けてきました。
    日能研の試験は初めてだったのですが、四谷よりも相性が良かったのか、我が家にとってのずっと目標だった偏差値帯に届きました!

    今日の合不合も苦手の算数が、自己採点の断かいですが、今までで一番良い出来で、これまでだったら確実に間違えていたような問題も解くことが出来たようです。

    まだまだ、目標としている学校へは届かない状態ではありますが、少しずつ前進しているのが、親子共に励みになりました。

    なにせ夏休み明けのテストなので、ここでがくっとくると、ちょっと苦しいなと思っていたので、良かったです。

    とはいえ、ここからがひと波乱二波瀾三波乱くらいあると言われていますから、気持ちを引き締めてしっかりやっていこうと思います。

    過去問演習も始まりました。まだそれぞれの志望校を解くと言うよりは、教科にもよりますが、クラス全体で同じ問題を解いているような状態です。
    国語に関しては目標校と同じレベルの学校の過去問で点数がとれるようになったので、あとは理科社会の仕上げと、最大の課題の算数をもうひとふんばり、というところでしょうか。

    去年のちちさまとけいくんの取り組みを参考にさせていただき、残りあと19週頑張りたいです。

    ほんっとに小4から初めてずっとエンジンかからず、算数と理科には常に逃げ腰だたわが子が、夏休み前から、ちょっと生まれ変わってくれた部分があり、ほっとしています。もうさがりようがないところまでさがって迎えた夏だったので、このままではまずい、と本人が思ってくれたのだと思いますが。そういう意味では、がくっときて迎えた夏で、我が家は良かったのかもしれません。

    • チチ より:

      > ぴら。 さん

      返信遅くなり、申し訳ありません。
      そして、いつもコメントありがとうございます。合不合いかがでしたでしょうか?

      日能研の模試はケイも相性がよく、自信を付けられたので、お子さんにも自信となっているのではないでしょうか?

      > 今日の合不合も苦手の算数が、自己採点の断かいですが、今までで一番良い出来で、これまでだったら確実に間違えていたような問題も解くことが出来たようです。

      できなかったことができるようになった目に見える進歩、よかったですね。

      夏休み前を期に、お子さんの意識が変わってきたのかもしれませんね。
      最後は、本人の意思の力だと思います。

      季節の変わり目、学校行事なども多い時期ですので、くれぐれも体調を崩されませぬようご自愛ください。