我が家の志望校選び




夏休みも残りわずか、あるいは2学期制の学校などは、もう始まっているでしょうか?

志望校がすでに決まっているご家庭では、過去問を開始しているところもあると思います。

昨年の我が家では、9月に入ると、文化祭、学校説明会、入試説明会に参加し、過去問との相性も見ながら志望校の最終決定に向かっていきました。

実際に見学・訪問した学校

5年の9月〜6年の9月、学校説明会、文化祭、模試の受験会場等で訪問した学校です。

山手学院
公文国際
関東学院
広尾学園
逗子開成
聖光学院
攻玉社
洗足学園(女子校ですが、模試の会場の説明会で参加。比較対象として逆に参考になりました)

東京都市大等々力
神奈川大学附属
サレジオ学院
浅野

実際に受験したのが下の4校。

受験勉強のスタートがスタートでしたので、東京の御三家や四谷偏差値65以上あるような学校には訪問してません。
現実的にそこまで向かって行くには時間も少ないし、手段もあまりないなという判断でした。

志望校選びの基準、視点

志望校選びについては、ケイ、チチ、ハハがそれぞれがそれぞれの視点で見たり聞いたりして情報を集め、すりあわせていく流れで進めていきました。

・ケイの性格に合った学校
・通学時間1時間以内、電車の乗り換えは2回まで。できれば、ラッシュに遭わないように下り路線
・学食、カフェテリア、もしくは、給食がある
・チチは男子校だったので、共学がよかった(単なる憧れで、男子校は基本的にOK)
・歴史がある学校、卒業生の動向
・宗教系でも強すぎなければ(宗教の授業はあってよし。毎日や週末の礼拝・参拝などはない)
・挨拶ができる、身だしなみがきちんとしてる、電車内をはじめ公の場で迷惑をかけない、程度の規律のある学校
・グラウンドが広い
・部活動盛ん
・できれば、綺麗な校舎で
・大学合格実績は、東大・医学部の実績に偏重しすぎずに、他の地方の大学や私立の大学の合格実績もあるところ。
・6年間の長いスパンを使って、さまざまなイベントを通していろいろな経験ができる学校
・少なくとも中学校の間は学校の勉強オンリーで、塾無しで(なので、宿題の量や小テストが多くてもOK。私の中高時代は、スパルタで量も多かったのでそれとの比較で。)
・過去問との相性

一番は、「ケイの性格に合った学校」。

おとなしく、マイペースで、ガツガツタイプではないけれど、静かに黙々とはやれるタイプなので、競わせて、戦いに勝った上位だけをすくい上げるようなところではなく、
もちろん、差はつくもののその中でも結果として全体のレベルアップを図っていっている学校がいいなあ、という観点で見てきました。

第一志望は、ケイ本人の希望で決定。親の中では3つくらい候補はありましたが、第一、第二というような順位付けはなく、その中に含まれ、過去問を実施してみて、合格点には届かないけれど、相性はそれほど悪くはなく、このままやっていけば、合格レベルまで届くかも、ということで、すんなりと決まりました。

グローバルリーダーの育成やアクティブラーニング、大学入試改革に関して

学校説明会でどこでも出てくる、「グローバルリーダーの育成」や「アクティブラーニング」「大学入試改革」についての私のとらえ方です。

グローバルリーダー

単なるリーダーではなく「グローバル」のつく「リーダー」については、私の周りを見てみると、

中高時代から学校のリーダー→東大→外資系コンサルティング会社→MBA取得のため留学→帰国後外資系企業・国際機関で勤務

なんか、もう、パワフルで近くにいるだけで巻き込まれてしまうような人々

がその多くです。このレベルだと正直、育成するというよりは、本人の資質でどうやっても出てきてしまう、突出した人たちだなと。

「海外勤務」「外資系企業で働く」「外国語を使った職業に就く」という感じでの「グローバル」なら、英語教育(留学制度も含めて)やディベートに力を入れている学校で育成できる印象。

なので、その2つをどう使い分けているか、どちらの文脈で「グローバル」と言っているのかを見てきました。

アクティブラーニングと大学入試改革

ケイの1つ上の年代から大学入試制度が変わり、知識を問うだけでなく、学校での「アクティブラーニング」を前提とした出題もされていくと言われています。

「アクティブラーニング」ですが、
自分で課題を見つけて能動的に学習し、その成果を周りにも還元していくという風にザックリと捉えています。

「プレゼンテーション」「調べ学習」「グループ学習」あたりが、実際の現場で実施されてきているようです。

「スキル」「ノウハウ」と「問題を掘り下げていったり、多くの視点から物事を見る力を育成する」2つの要素があると思います。

「スキル」「ノウハウ」だけでなく、この「問題を掘り下げていったり、多くの視点から物事を見る力を身につけさせる」も含めての「アクティブラーニング」かどうか見てきました。

以上、あくまでも我が家の場合、私の場合の志望校選びの観点ですので、これがいいというものでは全くありません。
それぞれのご家庭の方針や考え方、お子さんにあった、学校を選んでいただければと思います。



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コメント

  1. 木村 より:

    はじめまして。夏前に過去問演習を検索してそちらのブログに出会いました。
    本当にいろいろ考えられていて感心するばかりです。とても参考にさせていただいています。
    体調の方はいかがでしょうか。
    実は一つ教えていただければと思いコメントさせていただきます。
    一行問題を計画的にされていますが、出版社等教えていただけますか?
    こちら小6受験生です。算数で点が取れず、一行問題でもおとしています。
    9月からでも毎日の学習に入れ込みたいと思っています。ご迷惑でなければよろしくお願いいたします。

    • チチ より:

      >木村様

      はじめまして、そして、コメントありがとうございます。

      体調は、副作用に少し苦しんでいますが、治療は後半に入ってきて、毎日頑張って通院しております。ご心配いただき、ありがとうございます。

      算数の一行題の教材についてですが、こちらをご参照下さい。
      http://www.chichi-log.net/2015/07/22/1137#i-2

      プラスワン問題集は、書店やAmazonなどでも購入可能ですが、
      「算数一問一答完全制覇 1000問」については、個別塾から支給されたもので、非売品です(残念ながら、中学受験終了時に処分してしまいました)。
      解答のみで解説がないため、できなかった問題は、私が解いて解説するという形をとっていました。
      プラスワン問題集は、解説が非常に詳しいので、かなりレベルアップにつながりました。

      • 木村 より:

        お忙しい中早速お返事いただき本当にありがとうございます。
        詳しく教えてくださり感謝いたします。
        いろいろ検索したのですが、非売品だったんですね(*^^)v
        プラスワン問題集は最近入手しました。解説がものすごいボリュームでびっくりしました。単元別なので使いやすいと思いました。利用してみようと思います。
        本当に丁寧に書かれているので、参考になる内容ばかりです。なかなかまねできませんが、少しでも近づくように残り数か月フォローしていきたいと思います。本当にありがとうございます。
        治療どうぞかんばってください。