水溶液(塩酸と水酸化ナトリウム水溶液)の中和の問題メモ




ケイの単元学習、理科もあと、もう少し。

早く終われば、復習に入れるのに・・・とGW中、焦りも感じながら、残っている単元が、
「水溶液」「地層」「電流(回路・磁界)」と入試でも、頻出の箇所のため、苦手単元を作らないよう、確実に進めています。

今回、つまづいたのは、水溶液の中和の問題。

実験器具

テキストが比較的さらっと説明していたので、それほど大変でもないのかなと見ていましたが、演習を進めていくと、いくつかの出題パターンがあることがわかりましたので、メモとして残しておきます。

基本的には、比・比例の問題として算数の解法で解くことができるのですが、その中で、引っかかったのが、

中和と(水溶液を蒸発させて)残った固体の量を表・グラフから導き出す問題。

水酸化ナトリウム水溶液(塾で、水ナト水と略されることもあるようですね)と塩酸を中和させるのですが、

・塩酸の量が一定で水酸化ナトリウム水溶液の量を変えていく
 →完全に中和するまで(部分中和)は、残った固体は「中和によってできた食塩」のみ(水酸化ナトリウムはなし)。
 →完全に中和した後は、残った固体は、「加えた水酸化ナトリウム水溶液にもともと含まれていた中和に使われなかった水酸化ナトリウムと中和によってできた食塩」

・水酸化ナトリウム水溶液の量が一定で塩酸の量を変えていく
 →完全に中和するまで(部分中和)は、残った固体は、「加えた水酸化ナトリウム水溶液にもともと含まれていた中和に使われなかった水酸化ナトリウムと中和によってできた食塩」
 →完全に中和した後は、「中和によってできた食塩で一定の量で固定される」

また、加える水溶液に水を加えて濃度を変えたときにどうなるかという問題の場合は、元の濃度の水溶液の量に直してグラフや表から考えるといい。
たとえば、2倍に薄めて、同じ量の水溶液を入れる場合は、逆に1/2の量の水溶液を入れたこととして考える。
(※表やグラフなしで、言葉だけで書くとわかりにくいですが、、、)

豊島岡中やフェリス女学院などの過去問として出てきましたので、難関校ではよく出る問題なのかもしれませんね。



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