なかなか投稿できなくて、すみません。
確定申告に追われたり、仕事に追われたりなどしておりました。
ようやく3日目書きます。
3日目。体力的にも疲れを感じていて、しかも、前日の第一志望不合格を抱えた状態でのチャレンジ校受験。
この状態でしたので、強い気持ちで挑まないと、残りの2つの試験はどちらも合格には届かないだろうと思いました。
少しでも気持ちを楽にということで、2日午前受験の神大附属の合格で、進学できる学校が2つはできたということを強調しました。
この2校合格できたことに自信を持って、これからの試験に集中するように伝えました。
チャレンジ校浅野中受験
ケイの受験校の中では自宅から一番近い学校。
いつもより30分遅く出発しました。
学校に着くまでは、模試で来た時の話や、学校説明会の話など、普通に会話してすぐに学校に到着しました。
1800人以上の受験者ですので、駅から学校までの道は長蛇の列。
ですが、校門に入るまでは、それほどの緊張もなかったみたいです。
しかし、校門を入ってからの各塾の先生たちの激励の列、そして、ケイの個別塾の先生からの激励で少し舞い上がった感じ。
今になって思うところですが、普通、激励を受けると心強くなるんでしょうけど、ケイの場合、ずっとマイペースで淡々とやってきて、自分のために勉強するということでやってきましたので、親も含めて誰かの期待を背負うのは少しプレッシャーになったようです。
こういうのも貴重な経験です。
すでに、試験会場に入れましたので、「いつも通りで」の合い言葉の後、ケイはそのまま、入っていきました。
私は、保護者待合室で待つことはせず、速攻自宅に戻りました。
翌日のサレジオ学院対策です。
サレジオ学院B日程対策検討
私の最後のミッション。サレジオ学院のA日程の問題を各科目見直していきました。
チェックポイントは、出題内容、傾向と、ケイがどうやって解いたかということです。
<算数>
確実にとりたい計算問題の解き直しもしている。線分図、図形問題への書き込み、場合の数の書き出しもできている。
→特に問題なし。
<国語>
漢字は、直前対策でやった問題、模試で出題された問題が出ていて、書けた模様。
読解は、本文への線引きはできている。選択問題では、正しくない選択肢には×を付けている。
記述は、あとで、ケイに確認したところ全部書き切った。
→問題なし
<社会>
問題文への線引きはできている。選択問題では、正しくない選択肢には×を付けている。
時事問題が直球ではなく、その詳細部分、周辺部分をきかれているので、そこは再度確認が必要かも。
→全体としては大きな問題はなし。時事は再確認しておく。
<理科>
試験直後、すぐにケイが「今年は傾向が変わった」と言っていました。
ここに問題がありました。
確認してみると、てこ、電流、水溶液、天体などの頻出分野が出題されていませんでした。
そして、問題文、図表をきちんと読み取って解いていく問題ばかり。
サレジオ学院の理科、社会は、あるテーマや分野に関する出来事や実験を文章、図、表、グラフで示し、そこから導き出せることをこれまで学習してきたことに結びつけて答えるという問題が過去にも多く出題されてきました。
今回の理科は、その集大成みたいなもので、小手先で答えられものではありませんが、一見難しそうに見えるのですが、1つずつ、情報を分析し、集めていくと答えにたどり着くことができます。
ですが、ケイが持ち帰った問題用紙を見てみると、書き込みが少ない。
解くためにグラフ枠が用意されているのに全く何も書いていない。
おそらく、出題されている分野に面食らって、頭の中で考えてしまって、「できない」「わからない」がループしてしまい、1つずつ前に進めていく作業ができなかったようです。
最後にここの対策を施すことに決めました。
ケイ帰宅後は、泣きながらの最後のあがき
ハハが、迎えに行き、ケイが浅野中の受験から帰ってきました。
昼食をとり、第一志望サレジオ学院の2回目に向けての最後のあがきです。
算数、国語、社会まで、一緒に振り返っていって、翌日の試験の戦略を確認した後の理科です。
「いつも通りで」が理科ではできていなかった。
上記に書いたように、「いつも通り」なら、問題文の重要箇所には線を引き、表には数値を書き入れ、グラフは途中まででも書いているはず。
サレジオ学院を第一志望としてチチもよいと思った理由の1つは、過去問を見てきて、この理科・社会の出題内容が素晴らしく、共感できるからだ。
サレジオ学院の「25歳の男づくり」というキャッチフレーズは、社会人として大切な力の1つである、問題解決能力の育成も含まれていると思っている。
新しい課題に向き合い、情報を集め、分析し、それをこれまで培った経験や知識で把握し、解決に導いていく。
理科、社会の問題からその意図が伝わってきて、非常に好きな問題、学校で、ぜひ、ケイに行って欲しい。
サレジオ学院もそういう人を求めているはずだ。
だが、
「そういう問題にきちんと向き合えないのならば、受験する資格さえない」
ここまで言い放ってしまいました。
午前に浅野を受験した後、疲れていただろうし(問題もケイには難しかったみたいだし)、こういう言葉を浴びせかけられてかなりつらかったと思います。
ですが、もう二度と同じ機会はありませんので、感じたままのことを伝えました。
他の学校は、チャンスは1回だけだけど、サレジオ学院は2回目がある。
きっとこれも何かの縁。このチャンスを活かすか無駄にするか。
自分でまだまだどうにかできることがあるはずだ。
やってみてダメだったら、きっと縁はないものなのだろうとあきらめもつくだろうと。
どう捉えるかは、どう向き合うかはケイ次第でした。
泣きながら、A日程の理科の問題を解き直していました。
できたじゃないか!
一通り解き直した後、朝日小学生新聞のスクラップから、社会の世界遺産関係、理科の時事部分をピックアップして見ていきました。
正直、この時点では、かなり厳しいだろうと思っていました。
過去問の出来は、A日程は大体合格最低点クリアしていましたが、B日程は2度ほどしか超えておらず、しかも4,5点程度。
(過去問実施結果はこちら)
疲労や精神状態、偏差値がケイの偏差値よりもかなり上なのもあり、受かるのならA日程、B日程は厳しいだろうと。
ですが、やってみなければ何事もわからないですし、学校説明会での
「B日程の合格者の2,30人はA日程不合格者です」
の言葉を信じて、親としては、ただただ、願うばかりでした。
こうして、最後の日をむかえることになります。
コメント
こんにちは。
我が家が同じ立場に置かれたら、どうなったかなぁと想像しながら読みました。
おそらく我が家は無理だったでしょう。
チチさんの冷静かつ詳細な問題分析とお子さんの能力の正確な把握、そしてぎりぎりまで追い込まれたときのケイ君の精神的な強さが今回の勝利につながったのだなぁと思いました。
>ルークの父 さん
こんにちは。
>おそらく我が家は無理だったでしょう。
いえいえ、そうならないような志望校選択、受験スケジュール、お子さんの学力、ルークの父さんのところの受験は見事でした。
うちは、想定した中での一番まずいシナリオに乗っかってしまったので、実際にかける言葉やどうケイに立ち向かわせるかまでは正直考えていませんでした。
最後は、本当に本人次第でした。
お久しぶりです☆ 私も先日、確定申告終えました。
さて、ブログ拝見させていただきました、状況とっても良く理解できます!最後には本人が必死になって乗り越えるしかないですからね。特に我が家も父親⇒息子でしたので、中途半端なままでやり過ごすことだけは看過できませんでした。
泣きながらもやりきったということは、本質は譲れないというチチさんの気持ちを、ケイ君は100%で受け止めたということ。この経験は大人になってから必ず生きてくると思います^^
>栗しょこらさん
確定申告、お疲れ様でした。
そして、この場を借りて、マロン君、おめてどうございます!
マロン君も最後のがんばり、そして、栗しょこらさんのサポートの力でしたよね。
>泣きながらもやりきったということは、本質は譲れないというチチさんの気持ちを、ケイ君>は100%で受け止めたということ。この経験は大人になってから必ず生きてくると思います^^
はい。その通りで、ギリギリまで追い込まれたときに、人の真価が問われ、あきらめてしまうのか、開き直れるか、力を発揮できるかできないか、で人生が変わることさえありますので、非常にいい経験ができたと思います。
そのまま、2回目の試験に向かわせようかなと思ったりもしたのですが、可能なことはすべてやってしまった方が後悔しないだろうと思い、ですが、追い込むような形で一種のかけでもありましたが、一応、気持ちは伝わったようでしたし、プラスに変えられてよかったです。
入試期間中の臨場感溢れる内容にドキドキしながら拝見させて頂きました。
それにしてもチチ様、本当に素敵なパパ様ですね~チチ様を見習って、我が家も来年、第一志望校の合格キップを手に入れたいと思います!
>さくら咲く さん
ありがとうございます。
今になってこそ冷静に書けますが、当時は、目の前で日々起こっていることにどう対処していくか、渦巻くいろいろな感情をコントロールして、どの部分は子どもに見せて、どこからは見せないようにするか精一杯でした。
来年、ぜひ、第一志望校の合格を勝ち取ってください!