長男との受験勉強を本格化させてほぼ2ヶ月の所感 全般編




長男は、5年の2月より個別指導塾に通い始め、算数は塾で先生に教えてもらっているから安心。

その他の科目は教材をもらっているので、それを使って勉強していればいいだろうと思っていました。

「勉強以外のこと(サッカー)も頑張ってほしい」
「友達と遊ぶ時間も持ってほしい」
「子供の個性、自主性に任せている」

とか、いろいろなことを言い訳に、5年の9月まで放置していました。

スケジュール カレンダー

今考えると、本当に放置で、一応、子供自身に学習スケジュールは立ててもらって、それを「やった?」とは聞くものの、確認はしない。
学習の成果が試される月例テストがあっても、見直しもしない。

これでは、全くダメでした。

その結果、10月の首都圏試験は惨敗し、反省しました。

算数、国語の読解はいいのですが、それ以外、特に、理科と社会は全般的に厳しい感じ。

学力=質 × 時間

の総量だと思っていますが、どちらも足りない。そのどちらも改善してみようと工夫を始めました。

その結果、11月の月例テストでは、各科目合格点の80点をほぼ、達成。

ようやくスタートラインにたったなというところです。学習記録も兼ねて、投稿します。

学習習慣を身につける

夕方の17:00〜19:00は、学校の宿題、算数の塾の宿題と理科、社会のノルマ分。
21:00〜22:30(長いときは23:00以降になることも)に漢字と国語・理科・社会のいずれか夕方にやらなかった科目

隣に座っているだけでも、隙を見てゲームをしたり、漫画を見たりということもできないので、集中的に学習を進めることができます。
ある種の誘惑への抑止力ですね。

○付けは、私がおこないます。

基本的に、問題を解いた子ども自身は、○をつけようとしますが、逆に、親の視点としては、×をつけようとします。
これは、あら探しをするということではなく、子どもが見落としていることが多いためです。

分かりやすい例は、漢字で、「止め・はね」だったり、「棒が1本多い/少ない」などは、間違ったものを正しいと思い込んでいる子どもが○付けをすると見落としてしまいます。

これを毎日続けているので、本当にこの2ヶ月はよく勉強したと、結果にもつながって、本人の自信になったのが最大の成果です。

スケジューリングとタスク化

1.月間スケジュールを立てる

月例テストを目標に、まずは、テスト範囲から各単元をいつまでに進めるか、分解します。
それを勉強以外のスケジュールと調整しながら1ヶ月の学習計画を立てます。
これは、ある程度、私が主導でおこないます。

2.タスク化

1日にどこまで進めるかのスケジューリングをおこなった状態で、日々、その日に何をやるかのタスクにブレークダウンします。

これは、完全に仕事でおこなう、プロジェクトとタスク管理の手法です。

長男の受験勉強の場合は、その日にやること

1.17:00〜17:30 学校の宿題
2.17:30〜18:30 算数の問題1〜3
3.18:30〜19:00 漢字 問題1,2
4.21:00〜22:00 社会(室町時代の概要の確認と例題まで)
5.22:00〜22:30 社会 動画教材で流れを再確認

といった感じで、その日にやることを、1つ1つのタスクとして書き出したメモを毎日作って、終わったら、その項目を消していってもらうという流れにしています。
別に、時間通りにできなくてもよくて、時間はあくまでも目安で、ただ、それを最後までやりきってはもらいます。

可視化することで、私も何をどこまでやったかが非常によくわかりますし、細かく項目を分けることで、子どもも今日もいろいろなことたくさん勉強したという達成感が得られるようです。

3.小さな目標設定

プロジェクトの進行では、小さな目標を設定して、それを達成していくことでモチベーションを維持していくことが大切です。
そのため、長男の学習の場合でも、

「○日までに、まとめテスト問題1を完答できるようにする」

というような、小さな目標を立てて、それが達成できれば、完了。次へ進むというようにしています。

親の立場から心がけていること

1.きちんと「間違える」

今はまだ、新しいことをどんどん学び、多くのことを覚えている段階なので、うろ覚え、理解不十分の状態でいいので、書いて、どんどん間違えるように言っています。

間違えることによって、2回目は同じ間違えをしなくなる、ちゃんと覚えようとするきっかけとなります。
また、このときに、理解しづらい部分、覚えにくい項目などが必ず出てくるので、そこで、どう自分のものにしていくかという課題が出てきます。

2.理解しなおす、覚え直す

間違えることによって、自分のものとして問題意識を持った状態で、復習します。

「塾の先生に聞く」
「解答の解説をよく読む」
「テキストの該当部分の解説を」

その他、特に中学受験の理科と社会の場合、小学生よりも中学生の教科書レベルの内容になっているので、中学受験用だけでなく、高校受験用の
「解説サイト・動画教材」を探して、見る。

また、
「暗記カードアプリで何度も覚える」

といった要領で、科目や自分の理解度に合わせて、工夫をし、自分が身につけやすい方法で進めます。

子どもの理解度に合わせて

プロの家庭教師、受験のコーチの方がおっしゃていることは、

1.模試などで8割以上ができる基本問題(できて当たり前の問題)
2.模試などで6割ができる問題、できたけど自信がない問題、
3.できるかどうかわからないけど、チャレンジしたい問題
4.難問。全く手がつけられない問題

まずは、問題の棚卸しを行い、今、どのレベルで学習を進めていくかを判断すること。

私も、ここに気をつけています。

最難関校を狙っていない、長男の場合、
1,2を確実に。そして、3までは、きちんと理解するところまで(ヒントをもらいながら解けるレベルまで)。
1,2の問題を数多く解くのではなく、3までたどり着き、類題も解けるように。

2のレベルの問題を一発で完答してしまったときなどは、
「ごめん、こんな問題を解かせて、時間無駄にしてしまって申し訳ない。次のレベルの問題を解く時間に使えたのにね。」
のような感じで話して、そのレベルで満足するのではなくて、次のレベルも目指していける意識付け、やっています。

4は、一応解説は見るし説明もするけれど、できなくてもよい

というスタンス。

さらに、各科目、各単元によって理解度は違うので、

この単元はよく理解できているから、チャレンジングにいってもいいだろう
この単元は逆に苦しんでいるようだから、基本に立ち戻ってやってみよう

といった判断を入れた上で、次に何をやるかを決めています。

科目によって、進め方は少しずつ違うので、科目ごとの学習の進め方についても、後日、書いてみたいと思います。



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