アクティブ・ラーニングってどういうもの?




志望校選定の過程で、学校説明会での話やパンフレットなどの資料を読んでみて、ずっとモヤモヤしていたのが
「アクティブ・ラーニング」
という言葉。

文科省が公開している用語集

の説明によると

【アクティブ・ラーニング】
教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。
学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。
発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク
等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

関連ページ
新しい学習指導要領等が目指す姿
アクティブ・ラーニングの視点と資質・能力に関する参考資料

資料が立派すぎて、実際にどう学校現場に落とし込んでいるか、なかなかイメージつきませんが。

偶然なのかどうかわかりませんが、同時期に、神奈川男子校の3校のFacebookでアクティブ・ラーニング的な授業の紹介がありましたので、貼り付けておきます。

浅野

サレジオ学院

逗子開成

時期的に今のタイミング。
学年が終わりに近づいてきて、3学期の期末試験前。
基本の5教科もカリキュラムもある程度予定通り進んでいて、授業に組み込みやすいとか、1年間やってきたことの成果を発表する時期であるなどの理由があるのかもしれませんね。

浅野中の場合、中3。公立の場合だと高校入試、卒業準備の時期で、こういうことはできないと思います。中高一貫校のメリット活かしていると思います。

このアクティブ・ラーニングですが、ものすごくザックリですが、こんな風に考えてみました。

テーマは、社会問題や身近な問題を自分たちが解決するべき問題として(主体的に)取り扱う。
まずは、その問題を普段の学習で培った知識や洞察力、経験を使って分析する。
その解決法をディスカッション、ディベートを通して、いろいろな見方や価値観を集約、合意形成、深めながら最後にプレゼンテーションを行う。
可能であれば、実行し、問題を解決する。
そのために、必要なスキル、英語(外国語)、資料作成力、対話力・交渉力などの向上を行う。

実際、会議を行っても一部の人しか発言がないとか、ディスカッション、ディベートの中で、意見が対立した場合、相手の意見を尊重したり、全部は難しいけれども一部いい部分があればそれを認めたりというようなことができず、
ただのプライドをかけた喧嘩みたいになってしまって、肝心な問題解決にいたらないというようなこともあります。
もっとうまくやれるはずなのにと思いますが、経験不足なのだろうと。

私自身も、中・高時代はこのような経験は少なく、大学のゼミで少し触れ、社会人になってからスキルを磨いていく感じでした。

学校時代から、きちんと分析し、解決策を提示し、意見を集約し、相手を納得させて、実行するというようなプロセスを体験する。
培った力を社会に出ても、よりよい社会、世界の実現のために活用できるようにする。

こんな感じでしょうか?やはり、うまくまとめられないので、どなたか、ご教授お願いいたします。

そういえば、実際に授業を受けている生徒はどう思っているか、感じているか、取材しないと。
長男に聞いてみます。

追記:アクティブ・ラーニングに関して、先ほどこんな記事が流れてきました。
ハウツーばかり求める教員では、子どもは成長しない
読んでみましたが、あまり、モヤモヤな感じは消えません。

批判ばかりではなく、それを使ってどうするか明確にして、うまくやろうとしている・うまくいっている学校もあるので、そういう事例をむしろ知りたいです。
現場の先生もそうやって努力されていると思うので。それぞ問題解決だと思いますし。



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