市立川崎(川崎市立川崎高等学校附属中学校)の文化祭に行ってみたけれど、、、




住んでいる、川崎市の唯一の公立中高一貫校

市立川崎(偏差値表などではこの表記)、正式名称「川崎市立川崎高等学校附属中学校」

で文化祭「神無祭」(神無月だからですね。)が開催されているということで、家族みんなで行ってみました。

現時点では志望校として、非常に魅力を感じている学校

川崎市立川崎高等学校附属中学校は、今年度開校。

http://www.kaw-s.ed.jp/jh-school/

公立の中高一貫校ということで、通学時間や学費(年間 245,260円)の面、また、新設校ということに魅力を感じています。

また、川崎市では、市長の公約で準備が進められている中学校の学校給食がちょうど2,3年後に実施される予定のため、毎日のお弁当作りの負担が軽減される可能性があるというのも、共働きの我が家としては魅力的です。

7月に実施された学校説明会では、「リーダーの育成」「グローバル化への対応」「ICT教育の積極導入」といったことを重視しているという話がありました。

我が家の学校選びの重要な要素としている部分にマッチしていますので、志望校としては現時点では、有力な学校の一つです。

受験日が2/3ということで、他の私立の学校とも併願できるということもあります(浅野中学は同日程ですが)。

違った意味での難関校

首都圏模試によると、偏差値は55となっていますが、
定員120名に対して、志願者数は879名(実際の受験者853名)。約7倍と、非常に倍率としては高倍率で難関です。
(※平成27年度の志望者数、倍率はこちら

「国語」「算数」「理科」「社会」という、通常の科目ごとの入学試験ではなく、公立中高一貫校特有の「適性検査」という形式。

テストだけでなく、面接、作文、調査書
作文を含む適性検査:7割
面接:2割
調査書:1割

の割合で評価されます。

適性検査

適性検査I:文章や図や表・データの内容を的確にとらえ情報を読み解き、分析し表現する力をみます。また、作文も含みます。
適性検査II:自然科学的な問題や数理的な問題を分析し考察する力や、解決に向けて思考・判断し、的確に表現する力をみます。

各適性検査の時間は45分と非常に短く、瞬発力も必要ですね。

面接
志願者との直接的な対話を通して、質問に対する答えの内容、受け答えの仕方や態度等から、6年間学ぼうとする意欲や目的意識、コミュニケーション能力等を総合的にみます。

調査書
志願者の小学校での学習の状況をみます。小学6年生の前期終了時(3学期制の場合は2学期)の全教科の評定を活用します。

※試験の実施要項については、
川崎市教育委員会のページ「川崎市立川崎高等学校附属中学校の入学者の募集と選考について」に詳しく載っています。

その場で与えられた材料とこれまで覚えてきたことを関連づけてまとめてアウトプットする力だったり、人間性・考え方も見られるということで、ただ問題を解くという受験勉強だけでは、合格は難しそうです。

懸念点

新設校のメリットだけでなく、デメリットも存在していると思います。

伝統や校風・実績の面です。

・まだ、1年目(長男入学時には3年目)、卒業生がまだいないということで、その教育が実際にどのように結実しているかというところを確認する手段がない。
・別の新設の公立の中高一貫校に入った子を知っていますが、やはり、学校、先生も試行錯誤の面はある(実験的なこともある)ので、まだノウハウの蓄積がない。
そこで、振り回されてしまうこともある。

逆に、そういった環境に飛び込んで、自分たちで形にしていくこともできるので、チャレンジングな魅力はあると思います。

文化祭はどうだったか?

それが、、、残念ながら、3歳の次男がぐずってしまい、このままで、けんかをして大泣きして、大変な事態を招きかねないと判断し、校内を一通りまわっただけで、早々に退散することになってしまいました。

生徒さんの展示をざっと見たくらいで、せっかくの交流のチャンスを活かせませんでした。

校内はとてもきれいで、生徒さんも明るく、まじめそうな方ばかりで、今年もきっと大人気になるだろうな、と思いました。

これからも引き続き、ウォッチしていきます。

【関連投稿】
※2015/02/10 「市立川崎(川崎市立川崎高等学校附属中学校)合格発表

※2015/02/03 「仕事速い!湘南ゼミナールさんの平成27年度川崎市立川崎高等学校附属中学校入試解答速報、分析解説

※2015/01/18 「昨年より減少、川崎市立川崎高等学校附属中学校の平成27年度入学志願者数が発表に

※2014/11/28 「生徒から聞いた市立川崎高校附属中学校(国大Qゼミの動画より)

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コメント

  1. ロールキャベツ より:

    同じ川崎市在住の母です。

    うちはまだ子供が幼稚園なのでまだまだ先の話ですが、
    川崎付属中学の今後の成長にとても期待しています。

    浅野中学も検討しているので同じ受験日なのが悩ましいです(><;)

  2. チチ より:

    ロールキャベツさん

    コメントありがとうございます。

    川崎付属中学は、とても注目しています。

    ロールキャベツさんのお子さんが受験の頃には、高校部の卒業生も出ていて、きっといろいろな校風とか、学校の方向性みたいなところが明確になってきているんだろうなあと、思います。成長、発展に期待ですね。

    まだ、開校して今年で2年目、うちの子の場合は、3年目ですので、情報も出回っていない中、その状態で受験するかどうか、これから考えていきます。

    たしかに、2/3は浅野中学と同じ試験日、悩ましいですね。

    合格発表も2/10と遅いので、もし、他校に先に受かった場合どうするんだろうか、そのあたりも考えながらの志望校選びになっていきそうです。

  3. ゆか より:

    附属中学校の生徒の母です
    学校のこと、しっかりと書いてくださってありがとうございます
    第一学期生徒ということで、私の家の中でもこの学校を選んで良いのかと大変悩みましたが子供の、楽しそうの言葉で決まりましたよ
    @受験生orその保護者の方々、追い詰め時ですね 体調管理に気をつけて頑張ってください

    • チチ より:

      ゆかさん

      コメントありがとうございます。

      実際の生徒のお母さまからのメッセージということで、とても参考になります。

      子ども自身がどう感じるかが、進学先の決定に重要なポイントということですね。

      これからも、引き続き、注目させていただきます。

      一期生ということで、大変な面もあるかと思いますが、お子さんのご活躍、学校の発展、お祈りしています。

      うちの子は、まずは、志望校にできるように、学力をつけないと。

  4. ガンバルンバ より:

    文化祭は高校生が面白いものをたくさんだしていました。体育祭は中学校は1年生しかいませんが、高校生が手伝ってくれたのでとても楽しかったです。入学したときは高校生とうまくやっていけるか不安でしたが、みなさんやさしいです。部活は高校生とやるときもあります。ちなみに受験の面接はいかにでしゃばりすぎないで試験管に注目してもらえるかが「カギ」だと思います。

    • チチ より:

      ガンバルンバさん

      コメントありがとうございます。

      ガンバルンバさんは、現役の生徒さんでしょうか?
      でしたら、生の声、非常に参考になります。

      先輩との関係は、気になる点の1つです。
      優しく接してくれる、部活も一緒にやることもあるということで、楽しみです。

      今春2期生が、もうすぐ入学しますね。
      よかったら、後輩との様子もぜひ、教えていただければと思います。

      面接が一番、よくわからないところで、「でしゃばりすぎない程度で注目してもらう」、なかなか難しそうですが、子どもと一緒にどうすればいいか、考えていきたいと思います。